■□■□■□■□■□■□■□■ 若狭ネット第47号(1999/1/25) □■□■□■□■□■□■□
 
反プルサーマル計画・MOX燃料輸送問題で
福井県にゆさぶりをかけよう!
運輸省に圧力をかけよう!
 
 関電のプルサーマル計画は、昨年の12月16日、通産省・資源エネルギー庁が認可しました。世界中が、再処理・プルサーマルをやめる流れの中で、日本だけがプルサーマルを進めようとしているのです。県民合意も国民合意もないまま推進の結論を出したのです。
 また、関電は12月24日にMOX燃料の輸送容器の承認申請を通産省に提出しました。この容器は欠陥品で使えない代物なのですが、関電は運輸省に「欠陥品のまま使ってもよろしいですか」と再申請しているものです。
 若狭ネットは、即刻反撃すべく12月28日、緊急の関電交渉を行いました。「データを改ざんした欠陥輸送容器を運輸省に再申請したこと」を強く抗議し、撤回を迫りました。
 今年1月14日には、福井県に対し「関西電力の高浜4号プルサーマル計画と、MOX燃料の欠陥輸送容器などに関する申し入れ」を行い、質問書への回答を求めてきました。
 プルサーマル計画の撤回を求める闘いは、地元福井県・高浜町がどのように判断するかにかかってきました。また、運輸省に対し輸送容器の再申請を認可しないよう、さらに圧力をかけていけるかにかかっています。
 若狭ネットはプルサーマル計画を撤回させるため今年も全力で闘います。新年にあたり、みなさんに新年のあいさつを申し上げます。
 
1999年
 
 新たな年を迎えました。
 
 本年もどうぞよろしくお願い申しあげます昨年の1228日、関西電力が「データを改ざんをした欠陥MOX燃料輸送容器を運輸省に再申請したこと」に対して、本社へ出向き、抗議と申し入れを行いました。
 
 設計通りに作れなかったので、改ざんした欠陥品を、今度は設計基準を改ざんしてなんとしても使おうとしているのです。
 
 こんなことが許されるのなら、原発の安全など、ますます誰も信用しなくなるでしょう。こんなことを平気でやる限り、原発の重大事故は避けられないし、放射能を管理などできませんと開き直る怖ろしい時代に突入したのだと、実感します。
 
 今年も大変な闘いの連続でしょうが、原発をなくすため、共にがんばっていきましょう。   
 
 1月1日