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関西電力(株)社長 石川 博志様
東海村のウラン燃料加工施設で起きた臨界事故は、日本の原子力史上最悪の大事故でした。労働者3名が一瞬にして、広島の爆心地から700m〜1km地点に相当する強烈な中性子線を浴び、緊急作業による高線量被曝も余儀なくされました。周辺住民の多くも知らない間に公衆の年間線量限度を超える被曝を余儀なくされました。
アメリカのスリーマイル島事故(1979年)や旧ソ連のチェルノブイリ事故(1986年)でもっと早く気づくべきでした。日本でも最近、大事故が頻発しており、猶予はありません。事故が起こるたびに「想定外だった」との言い訳けはもうゴメンです。チェルノブイリのような原発重大事故が起こる前に手を打つべきです。
私たちは、関西電力に、次のことを求めます。
1.高浜3・4号でのプルサーマル計画を中止して下さい。
2.珠洲、日置川、久美浜などでの原発新規立地計画を撤回して下さい。
これらの地域に「使用済核燃料の中間貯蔵施設」も立地しないで下さい。
敦賀3・4号増設に協力しないで下さい。
3.老朽化した美浜1号を廃炉にして下さい。
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