■□■□■□■□■□■□■□■ 若狭ネット第54号(2000/1/30) □■□■□■□■□■□■□
 
2000年の1月の3つの山場  全国から
 
 新潟県巻から、反原発町長の再選、 茨城県東海村から「脱原子力」の村議会議員がはじめて当選したニュース、そして、福井県高浜町からは、プルサーマルの住民投票条例制定は実現しなかったが、保守議員の中から、賛同議員が現れました。大きな流れが確実に台頭してきています。
 
◆「1月16日 巻町長選挙」 −新潟市 山下立さんから送られた新聞記事より−
 反原発を掲げる現職の笹口孝明さんが、わずか267票差でふりきり、再選を果たしました。1996年住民投票で示した「原発ノー」の民意が改めて示されました。
 再選を果たした笹口さんは、「3月議会後にも国、東北電力に巻原発計画の撤回を申し入れる」と表明しています。
 巻では、着実に原発NO!の声が、大きくなっています。共に喜びたいものです。
 
◆「1月23日 東海村議会議員選挙」 −朝日新聞夕刊 大阪版 の記事より−
 日本ではじめて臨界事故を起こし、放射能被曝で死亡事故を起こした茨城県東海村で、1月23日村議会選挙(定数22)が行われました。
 「脱原子力」の立場を明確にして立候補した相沢一正(58才)さんが、8位で当選しました。相沢さんは、「原子力依存の村づくりからの脱却」を強調しての当選で、村の人々の意識が確かに変化してきていることを選挙で示したと表明しています。
 「原子力の町」から抜け出す光明が指してきました。福井でもがんばらねばの思いです。
 
◆「1月17日 プルサーマル住民投票」 −福井新聞の記事より−
 福井県高浜町の臨時町議会は、1月17日、関西電力高浜原発で計画されているプルサーマル導入の是非を問う住民投票条例制定を反対13、賛成4で否決しました。保守系議員の一部が賛成に回りました。今井高浜町長は「高浜町民の民意を反映しているのは議会だ」として条例制定に否定的な答弁に終始しました。
 大きな動きです。保守系議員の中から、プルサーマルに対して疑問をもっている方々が出てきました。