■□■□■□■□■□■□■□■  若狭ネット第59号(2000/8/26) ■□■□■□■□■□■□
 
8.3プルサーマル公開討論会で関電の自己責任を追及
 
 関電は「強硬発注前のMOX燃料事故隠し」を認める
 
関電は英BNFLとの一切の契約を破棄せよ!
仏COGEMAでのMOX製造をやめ、全データを公開せよ!
 
 8月3日午後6時から、関西電力と関西の反原発市民団体6団体(グリーン・アクション、原発いらん!大阪労働者の会、ストップ・ザ・もんじゅ事務局、ノーニュークス・アジアフォーラム関西、美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会、若狭連帯行動ネットワーク)共催による「MOX燃料問題に関する公開討論会」が大阪で開催されました。
 会場には大阪、京都、兵庫、福井をはじめ各地から約200人の人々が集まり、関電を追及しました。マスコミ各社も押し掛け当日夜のニュースや翌日の各紙で取り上げられました。
 討論会は関電、市民側から1名ずつ司会者を出し、両司会者が進行する中で進められました。
 
討論会は大きな成果を勝ち取る
 
 今回の討論会では、英BNFLでのMOX燃料データねつ造に関わる関電の責任の追及が行われ、いくつかの成果が得られました。
@スイスのベズナウ原発で、BNFL製MOX燃料が過剰放射線漏れ事故を起こし、関電はそれを知りながら、福井県武生市での若狭ネットとの公開討論会でこの事実を隠していたことが明らかになりました。
 
AMOX燃料の製造工程では外径等のバラツキが大きいことを知りながら、関電が1998年1月に地元の合意を得ないままMOX燃料の製造を強硬発注していたことも明らかになりました。関電は「自己責任で発注」したにもかかわらず、自己責任を取ろうとしていないことも明らかになりました。
BMOX燃料ペレットの製造時、両端部分に欠けを生じるため、全数測定でそれが選別の対象にならないように両端部分の外径測定を意図的に避け、ペレット全体に及ぶ測定をしなかったことについてはあくまで非を認めようとはしませんでした。
CCOGEMA社のMOX燃料に関する情報を公開する方向で検討することを関電に確約させました。
D公開討論会を今後も「継続的」に開くことを確認しました。
 特に、関電は厳しい追及に屈し、ベズナウ原発での放射線漏れ隠しをBNFLとともに行っていたことを200人の前で正式に認めました。これは極めて重大なことであり、翌日の新聞各紙で紹介されました。大手各企業の製品管理不正問題が噴出する中で、関電が同様に事実隠しをしていたことを認め、報道されたことは今回の討論会で達成された最大の成果です。
 また、関電は会場などからの強い追及を受け入れる形で、COGEMAの情報を公開するという前提で同社と交渉すると確約したことは今後の運動にとって重要です。
 これらの問題を含めて、関電との公開討論会を今後も継続して行っていくことが求められています。
 
若狭ネットの対関電署名を提出
 
 討論に先立ち、若狭ネットが提起し広く取り組まれてきたプルサーマル中止等を要求する、対関電署名1万8834名分が若狭ネット大阪連絡先の久保きよ子さんから提出されました。久保さんは1998年1月に関電がMOX燃料のBNFLへの発注を福井県や市民側の合意もなく強行した際に、関電が「自己責任で発注した」と居直った点をとり上げ、自己責任を明らかにする姿勢が弱い、対話し謝罪するだけでは済まないと関電に迫りました。
 そして、署名の要求項目である@高浜3・4号のプルサーマル計画中止、A珠洲・日置川・久美浜などでの新規立地計画撤回、B使用済み燃料中間貯蔵計画中止、C敦賀3・4号増設への加担中止、D老朽化した美浜1号の廃炉を迫りました。
 この署名は討論会の間、壇上右側に置かれ、会場に来られなかった署名賛同者の声として討論をバックアップしました。
 関電が6月の最終報告に沿って説明を行いました。関電は自らの責任には言及せず、BNFLなど他社の問題をあげ、自社の組織換えのみで対応する主張をあいかわらず展開しました。
 そののち、市民側を代表して、グリーン・アクションが、一貫して不正を隠そうとし続けた関電のつくった「再発防止策」など信用できないと迫りました。また、BNFLとの契約を破棄して、昨年11月から製造しているCOGEMA社製のMOX燃料を関電が破棄するよう強く求めました。
 
ベズナウ隠しで関電の「自己責任」を追及
 
 市民側からは最初に美浜の会が代表質問を行いました。関電のMOX燃料データ隠しの経緯など、具体的に図を示し、ていねいにわかりやすく説明しました。そして最後に、関電のリーフレットの表紙ではデータ隠しについてプルサーマル推進勢力だけにあやまっているが、市民住民に対しては何を考えているか確認したいと述べました。
 関電は「不安をかけ心配をかけた点についてはおわびをする」と言葉の上だけの謝罪を行い、自己責任については明らかにしませんでした。
 それを引き継ぎ、若狭ネットが市民側を代表して関電の自己責任を追及しました。
 スイスのベズナウ原発に納入されたBNFL製MOX燃料では1996年に過剰な放射線が漏れ1997年に回収されていたことが昨年末に明らかになりました。
 関電は1998年4月5日武生市での若狭ネットとの公開討論会で、「とくに、フランス、ドイツなどでは数多くのMOX燃料の利用実績がございます。」「(関電は自分でペレットの品質管理を)やってます。」「BNFLのMDFという工場、我々が今作ろうとしているんですが、そこは(事故、トラブルは)ない・・・・というふうに聞いておりますが。ちょっと、まだ時点が古かったりしますんで、まあ、細かい話は全部、我々、すべて内容まで把握できないところもありますので・・・・」などと説明し、安全性に関して、海外の実績があり品質管理のもとにBNFLでは放射能漏れはなかったと公の場で福井県民に説明していたのです。
 しかし、昨年末の報道で、関電がこの事実を知っていた可能性のあったことが明らかになったのです。若狭ネットはこの点を力強く追及しました。
 様々な資料を示され、逃げおおせなくなった関電はついに、「(ベズナウ原発での放射線漏れを武生市の討論会で言わなかったのは)BNFLから外に出すなと言われていたからだ。約束があって、外に出していくと社会的な信頼を失うからだ」と白状しました。
 つまり、関電はスイスのベズナウ原発での放射線漏れを当初から知りながら、BNFLと結託して福井県民、日本国民に知らせずウソの情報を垂れ流し続けたのです。福井県民をだまし続けていたのです。
 これは重大問題です。その当時、栗田知事はプルサーマル受け入れの条件として県民合意、国民合意を上げていましたが、これも関電の主張の中にウソとゴマカシがないことが当然の前提であり、関電がMOX燃料に関する事故を隠して安全だと主張してきたことが根底から覆ったのです。関電は自己責任でプルサーマル計画を発注前の段階に戻すべきです。
 関電は事故隠しを自ら認めた以上、MOX燃料とプルサーマルに関する全情報を公開し、福井県民に謝罪すべきです。デマによらなければ推進できないようなプルサーマルの推進は即刻やめるべきです。
 関電はこの問題だけでなく、MOX燃料に関して様々なウソとゴマカシを行い、地元福井県民や市民団体を繰り返し愚弄して来ました。
 事前了解願い受諾等の地元合意を無視したMOX燃料強硬発注(1998年)、MOX輸送容器データ改ざん発覚後の基準変更による不合格容器の使用申請(1998年12月)、さらには、30年前の美浜1号でのプルサーマル少数体計画でもMOX燃料を安全審査中に強硬発注していました。このように関電のしみ着いた体質は古く1970年から30年間にわたる、どうしようもなく根の深いものでした。こんな関電が危険きわまりない原発を扱っているのです。
 討論会の中で若狭ネットが分担する時間の制約問題があり、これらの具体的事例の責任問題全体をカバーすることは今回できませんでした。
 そこで、今回私達は1998年1月のMOX燃料の強硬発注に絞って関電を追及しました。
 関電は同年1月8日、「プルサーマルの事前了解願いを2月の福井県議会に出す」と発表していました。ところが、驚くことに関電は県に安全審査の事前了解願いを出す1ヶ月前の1月20日、「安全審査を出しても良いか」と県に伺いをたてる前に、関電は勝手にBNFLにMOX燃料製造を頼んだのです。いったい関電は何のために「事前了解願い」を県に出すのでしょうか。
 しかも、国が高浜3・4号のプルサーマルの安全審査を認可したのは1998年12月16日なのですから、形式的にではあれ国がMOX燃料を認める前に既に関電はそのMOX燃料を作り始めていたのです。いったい関電は何のために「安全審査」を国に出すのでしょうか。
 人を馬鹿にするにも程があります。関電は「何様」のつもりなのか。私達はこの点を追及しました。
 もっと重大なことにこの強硬発注に関して関電は看過できない発言をしていたのです。私達がMOX燃料強硬発注に抗議して1998年1月21日に緊急申し入れをおこない、28日に本社への申し入れを行った際に関電は「BNFLへの発注は関電の自己責任で行った」と回答しました。
 自己責任とは、MOX燃料発注の結果生じる事態に関電が自ら責任をとるということです。
 関電が今回の討論会で自己責任を当然問われる、ウソつきを認めたことは重大です。強硬発注そのものに関する責任の可能性を事実上認めたことになるからです。高浜原発のMOX燃料不良品製造とデータ改ざんに関する全ての責任を関電が遂行しなければなりません。
 その後会場から若狭ネットによる質問があり、関電が昨年の報告書で示したグラフの中で、ペレットの全数検査と抜き取り検査の平均値が大きく異なるのは、ペレットのランダムサンプリングが恣意的にされたか、データがねつ造されたことが原因であり、専門家ならすぐわかるはずだと突かれると、関電は「そういう仮説は正しいが、統計の話だから必ずしもそうでないということも何%はある」と、ほとんど0に近い確率にすがって自分たちの誤りを弁護しようとしたのです。しかし、問題設定そのものには異を唱えることはできませんでした。事実上こちらの主張を認めたのです。
 関電は別の討論の場面でも「工程そのものの安定性をきっちりすべきだった」と認めざるを得ませんでした。
 
「MOXを決められたとおりにはつくれない」でも、数値でごまかす
 
 さらに若狭ネットは代表質問でMOX燃料の製造工程そのものについて追及しました。
 関電は最初の説明の中でMOX燃料の工程について、その不備を肯定する答弁を行いました。工程が安定していなければ生産される製品の品質は保証されません。つまり品質管理・保証の意味がなくなるわけです。
 品質管理や品質保証の意味があるのはその工程が安定しており信頼できるものである場合のみです。BNFLのMOX工場、つまりMDFは工程そのものに重大な欠陥があったのです。
 そして、その問題はBNFLの民営化のための人員削減と経営効率化、さらには欧州での核燃料サイクル事業の低迷、再処理事業、プルトニウム利用の衰退と軌を一にしていると思われるのです。
 MDFでのコスト優先の工場経営がMOX燃料ペレットの製作に圧力を加え、不良ペレットの選別を抑制したのです。つまり決められた仕様値(外径8.179〜8.204mm)に合わないペレットがつくられても工程からハネないのです。そのまま次の工程へそのペレットを送るわけです。そうしなければ、ペレットの作りなおしのため製造コストが跳ね上がるのです。
 そこで不良ペレットを選別しないようにしようと、品質管理を甘くし、抜き取り検査でデータ改ざんが行われる状況を生みだしたのです。
 私達はこの点を追及しました。関電と私達の交渉の中で関電がペレットの外径を上中下の3ヶ所で全数測定するとき、全長(11.5〜12.5mm)のうち中央の±2mmの部分しか測っていないことが明らかになりました。上下の両端を測っていなかったのです。真ん中の4mmの部分しか測っていなかったのです。全体の12分の4の部分しか測っていません。
 ペレットは真の円柱状にはならず、また、植木鉢状などいびつな形状となりやすいことも指摘されています。研削が難しいため、円柱の直径(外径)も様々で上中下の3ヶ所の外径を比べると差が出ます。関電はペレットごとの、この差の分布の散らばりが25μmということを討論会の中で認めています。これはペレット外径の仕様値(外径8.179〜8.204mm)の幅と同じです。ペレットの形のいびつさは仕様値ギリギリということになります。
 しかしこれはペレットの真ん中4mmの部分を測った場合のことです。
 もしきちんとペレットの端まで入れて外径を測れば、グラフの分布の散らばりはその12mm/4mm=3倍に広がり、75μmとなります。きちんと測定すれば多くは仕様値からはずれた不良ペレットだったことがわかってしまうのです。言い換えれば両端では仕様値からはずれた、大きい直径か小さい直径になっているということです。
 MOX燃料が決められたとおりには製造できないことは、プルサーマルの安全審査そのものの信頼性をも崩すものであり、関電はMOX燃料の使用を取りやめるべきです。
 
BNFL、COGEMAと契約破棄を!
 
 続いて美浜の会が代表質問で、関電のBNFLへの指名停止解除問題について質問しました。BNFLはNIIの改善勧告を完全には実施しておらず、異物混入やロボットアームの破壊など異常事態の続くBNFLと契約を再開しようとしている問題をとりあげ、関電を追及しました。
 関電は「すぐに発注するのではない。厳しい条件をつくっている」とごまかしました。また、関電はBNFLの新工場SMPについては全く白紙と答えました。
 関電は強行発注の際に主張したとおり、いままさに「自己責任」を果たすべく、BNFLとの契約を破棄すべきです。二枚舌は許されません。
 BNFLのMOX燃料製造がいい加減なものであることが判明した以上、関電はMOX燃料製造、再処理などBNFLとの一切の契約を破棄すべきです。決められたとおりに製品をつくれずデータをねつ造する企業と契約を結び続けること自身が異常です。
 関電はCOGEMAとの契約も撤回し、現在製造に入っているMOX燃料についてもそれを止めるべきです。これについては、グリーン・アクションが代表質問でCOGEMA社のMOX燃料ペレットの直径のデータ等が隠ぺいされている点を追及し、データ公開を要求しました。
 関電はCOGEMA社のMOX燃料の情報公開に関しそれを前提に検討すると回答しました。これらは、今回公開討論会を開いた市民側の成果となりました。
 公開討論会を終えるにあたり市民側の司会者が「継続的に終わりにしたいと思います」とし、関電側司会者も「今日は終了させていただきます」とまとめ、公開討論会の継続が確認されました。
 
福井の参加者からの要求にこたえ、高浜町での公開討論会を確約
 
 今回の討論会へは福井からも数名が参加されました。その発言は以下のとおりです。
「福井から何人かで来たが、関電の態度は残念でなりません。何しに来たのかわからない。この場に関電の社長なり副社長が来ていないのが不思議。横手支配人、桑原部長、MOXに責任を持っていた人がいない。関電管内の消費者に対して関電がとる態度がこういうものだとはっきりわかった。
 リーフレットを出しているが地元住民への謝罪が入っていない。
 去年暮れに同じようなリーフレットを出したが、『英国の公的機関が検査データに不正があるとしていることからMOX燃料の使用を中止することにしました』と、他人事のような書き方をしている。
 若狭支社に抗議に行って、謝罪文を全県下に折り込みで入れるように要求したが拒否した。また、抜け抜けと同じようにリーフレットを折り込んだというので、関電の体質というのは目も当てられないというのが印象だ。
 カダラッシュでは500個の中から12個抽出して抜き取り検査をしている。メロックスでもこれと同じなのかちょっと1点だけ聞いておきます。
 それと、フランスからのMOX燃料の輸送容器ですが98年の6月に4基発注している。しかし承認申請をしているのが98年の10月。そのあと使用の承認申請をしている。これは容器の承認を受けていないのにも最初の発注をしているということは、MOX燃料でも地元や国の承認もないのに発注したのと同じ構図です。
 ですからこういう関電のBNFLでの失敗が生かされていないということを付け加えておきたい。」
 「高浜町でもこのような討論会をやっていただきたいとお願いしときます。」
 これに答えて、関電は次のように答え公開討論会を確約しました。
「(COGEMAの抜き取り検査について)カダラッシュはわかっていないが、メロックスでは1つのロットが10万個の中から150個を抜き取ったもので品質管理データとしている。
 品質管理の考え方等はISOの基準等にのっとって合否の判定をしている。
 (高浜町での公開討論会について)前向きに考えるということでは、私の一存では決められない点はございますが、いろいろな関係の箇所にははたらきかけていきたいというふうには思います。」
 
謝れば済む問題じゃない、自己責任が問題
 
 関電は今回いたる場面で言葉の上だけの「謝罪」をしました。データ改ざん発覚後の経緯については「おっしゃるとおり」とあっさり謝りました。しかし「自己責任」はいっさい明らかにしませんでした。プルサーマルの問題は関電にとっては、謝って済む問題ではなく、自らのいっさいの言動に関して「自己責任」を果たすべきです。
 それを実現させるには関西の反原発団体の継続した力が必要です。「自己責任」の遂行を粘り強く関電に求めて、プルサーマルを断念させていくことが重要だと私達は考えます。ドイツの脱原発を実現させた20年以上に及ぶ反原発運動の伝統に学び、その粘り強さと大衆運動の継続性を手本に、関電を追及したいと思います。
 関電はプルサーマルを進める何の妥当性も示せないまま、日本全体を覆う原発不信の気運に押され動揺を続けています。中間貯蔵施設確保を目指し、核燃料サイクルを推進する関電を追い詰め原発の稼働を断念させましょう。
 そのため、プルサーマルを推進するための一切の策動を押さえつけることが重要です。COGEMAと契約したMOX燃料の製造を中止させましょう。
 BNFLの新工場SMPと関電の契約を止めさせましょう。一切の再処理契約を破棄させましょう。次のMOX燃料海上輸送につながる、高浜4号のMOX燃料の英国返送を阻止しましょう。
 
再度公開討論会を開かせよう!プルサーマル完全断念へ!
 
 今回関電は、COGEMAのMOX燃料について情報を「公開する方向で」検討すると答えました。今後公開討論会を継続的に開くことについても両司会者によって確認されました。また、高浜町での公開討論会も関電は、「前向きに検討する」と答えました。
 若狭ネットは公開討論会の翌日関電にスイスのベズナウ原発でのMOX燃料事故隠しに関する抗議文を送付し、7月6日付の公開質問書に回答するよう求めました。これに対して、後日関電から8月中には文書回答を行うとの返事がありました。私達はこの回答を受けてさらに追及するつもりです。
 6団体で勝ち取った成果を引き継いで、関電を追及していきましょう。
 早急にCOGEMAのMOX燃料のデータを公開させ、公開討論会を「継続的に」開催させましょう。
 そして全関西の力で関電のプルサーマル断念を勝ち取りましょう。
 

      新聞折込基金により、福井で2回目の新聞折込ができました。

  みなさんのカンパにより、約100万円近くのカンパが集まりました。新聞折込の
 ビラ印刷と新聞折込費用につかいました。1回目は、武生市での学習会、2回目は、
 美浜町の学習会(同封参照)案内につかいました。
  敦賀原発の増設計画や、もんじゅ再開への動きなどがあります。今後も新聞折込を
 しながら、この動きに呼応した反対運動を展開していきます。
  これからも新聞折込基金にご協力をお願いします。 1口5000円です。 
 
 

  JCO東海・臨界事故
    「高浜原発で放射能事故をくりかえすな!プルサーマルをやめよ!」署名  
 対関電署名 18,834名 8月3日に手渡しました。昨年から取り組んで下さり
 ありがとうございました。
  この署名を武器に関電交渉をねばり強くおこない、この日の公開討論会へと結ぶこと
 ができました。 関電との話し合いでは、一定関電を追い詰めることができましたが、
  まだまだです。今後も関電交渉を積み重ね、関電を追い詰めていきます。
 
 
  【編集後記】  
 ・ 島根、泊原発と増設の動きがまたぞろ出てきました。敦賀増設の動きも日本原電
  があわただしく動き回っています。そんな中、9月10日に福井で2回目の学習会
  を開くことになりました。案内ビラは、みなさんの新聞折込基金で各戸に配布して
  います。今後も引き続き、新聞折込を積み重ねます。カンパ、宜しくお願いします。