「6・24上関原発建設阻止山口県集会」に参加して、 反原発のあつい思いを共有してきました。若狭ネット 久保 |
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6月24日の日曜日、山口県熊毛郡上関大字室津の空き地白浦で、集会が開催されました。 主催は、「原発に反対し上関町の安全と発展を考える会」、「上関原発を建てさせない祝島島民の会」、「原発いらん!山口ネットワーク」、「原水爆禁止山口県民会議」で、予定の1000名を越える1100人の参加で熱気ある集会が開催されました。 前日は、大雨が降りしきって、朝まで、もやがかかり、天候が心配されましたが、午後1時の受付が始まる頃には、すっきり晴れわたり、暑い暑い日差しの中、集会が始まりました。 主催者あいさつで、中国地方各県から、また、県外からも多く参加されたことや、全国各地から230団体・個人の賛同があったことが報告されました。若狭ネットの連帯アピール文も配付アピール集の最初に掲載されていました。 次に、現地報告が3名の方々からなされました。 まず、河本さんからは、土地の買収が進んでいないこと、点在する反対派の土地、「神社の社有地を絶対に売らない」という宮司の紹介、共有地の裁判問題など、今後も監視を強めていくという強いアピールがありました。祝島の山戸さんは、漁協補償問題では、断固受け取りを拒否していること、埋め立て予定地の漁協権は、祝島漁協にあることを強調し、これからも拒否を続ける固い決意を述べられました。祝島の方々300名が持つのぼりが大きく揺れ動き、感動的でした。最後に、長島の自然を守る会の高島さんが、「世界でも貴重な生物の宝庫であるこの環境を守るためにも反対を強めましょう」とアピールされました。 特別報告「青森県大間原発の現状について」は、大間の佐藤さんから。彼は大間町議会議員として、たった1人ですが、大間原発に反対していること、土地の未買収があるため、工事は中断されたままであることを報告。ハウス栽培をしている住民に対して、電源開発がゲートを作り一人一人をチェックするという理不尽な行為をし、土地の地権者と私とを何とか分断しようと画策していることなど、推進側のいやがらせを糾弾する報告がなされました。大間は、NHKの連続ドラマで有名になったこと、マグロ漁業が盛んで、マグロ1本2020万円の大物を捕獲したという話もされました。 連帯のあいさつでは、最初に原水禁事務局の井上さん。「上関原発は計画に載せられたが、負けるわけにいかない。8月の原水禁大会で再度問題にしたい」と力強く述べられました。藤田祐幸さん、平和フォーラムの津山さん、日弁連の河合さん、社民党の金子さん、北川れん子さん、自治労の朝日さんなどが続き、「上関原発をなんとしても止めよう」と力強くアピールされました。 そして、特別決議を採択し、祝島島民の会の清水さんの発声で、「みんなで団結がんばろう」を声高にあげました。 3時からは、上関町内をデモ行進、海上では同時に50隻もの漁船が、パレード。この力強さは、私たちに「絶対に阻止するぞ」との思いと、真剣さが伝わり、久々にうれしい反原発行動を味わいました。「福井でもがんばらねば」という思いが沸々と体中に沸いてきました。 藤井寺から自動車運転だけで往復10時間以上という強硬なスケジュールでしたが、行ったおかげで「がんばらねば!がんばろう!」という勇気を頂きました。 集会に参加された皆さん、本当にありがとう。そして、これからも連帯してがんばりましょう。 |