若狭ネット

福井と関西を結び脱原発をめざす市民ネットワーク

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原子力規制委員会に11月19日付で公開質問状を提出し交渉に応じるよう求めています

原子力規制委員会に11月19日付で公開質問状を提出し交渉に応じるよう求めています

私たちは原子力規制委員会・規制庁と2014年3月18日に第1回目、7月29日に第2回目の交渉を持ち、大飯3・4号、高浜3・4号、川内1・2号の基準地震動の抜本的引き上げを求めてきました。しかし、納得できる十分な回答は得られませんでした。その後の川内原発審査書案パブリックコメントへの回答や鹿児島県での説明会における回答等でも科学的根拠のある説明が一切なされず、到底納得できません。
また、著名な火山学者らが姶良カルデラ噴火の危険性を警告し、日本火山学会が11月初めに秋季大会を開いて「火山影響評価ガイドの見直しを求める提言」を発表し、姶良カルデラ噴火に関する審査結果の見直しを迫っています。かつて活断層評価をめぐって地震調査研究推進本部と原子力ムラとの間で生じた意見対立を想起させます。
最新の知見を取り入れるべき原子力規制委員会がこれらを無視し続けることは極めて異常なことであり、看過できません。
そこで、私たちは第3回目の交渉を求めて、11月19日に公開質問状(pdfはこちらからダウンロードして下さい)を提出しました。その直後に衆議院が解散され、12月14日に投票日となりましたので、選挙後の12月17日に交渉日を設定し、原子力規制庁の担当者と折衝しています。
ところが、担当者は「審査で多忙であり、12月17日の頃は作業のピークになっている可能性があり、1週間前でなければ確答できない」との返事でした。確かに、川内1・2号の保安規定等の審査や高浜3・4号の審査書案作成などが重なって作業が多いことは事実です。しかし、まさに、これらの問題に対して公開質問状を提出しているのですから、それにまともに対応しない方がおかしいのです。

しかし、交渉そのものを拒否してきてはいないので、粘り強く折衝したいと思います。というのも、3月18日の交渉が余りにひどかったので再交渉を求めたときには「あれ以上の回答はできない」と交渉を拒否され、5月に2回目の交渉を求めた際には「審査中の内容については回答できない」と拒否されました。そこで、7月29日の2回目の交渉では審査会合で扱われていない「原子力安全基盤機構の解析した1340ガルの地震動を基準地震動に取り入れる」ように求めて交渉に応じさせ、今回は「1340ガルを取り入れない理由」を問い詰め、「姶良火山噴火に関する田中委員長や島﨑委員の発言」について問い質すことにしたため、これまでのようには交渉を拒否できないはずです。原子力規制委員会や原子力規制庁の見解を問い質しているのですから、回答できない方がおかしいのです。

交渉日は流動的ですが、決まり次第、郵送やホームページで連絡しますので、ぜひ交渉にご参加ください。

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