若狭ネット

福井と関西を結び脱原発をめざす市民ネットワーク

大阪連絡先 dpnmz005@ kawachi.zaq.ne.jp
若狭ネット資料室(室長 長沢啓行)
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〒591-8005 大阪府堺市北区新堀町2丁126-6-105
緊急出版! 真実はここにある —「再稼働の前に考えよう!行き先のない使用済み核燃料」

緊急出版! 真実はここにある —「再稼働の前に考えよう!行き先のない使用済み核燃料」

緊急出版! 真実はここにある —
「再稼働の前に考えよう!行き先のない使用済み核燃料」

『長沢啓行・大阪府大名誉教授講演録』 ― 再稼働の前に考えよう!行き先のない使用済み核燃料 ―
発行責任:サヨナラ原発福井ネットワーク 頒価:500円(含消費税・送料含む)
連絡先: 越前市岩本町 五十嵐靖子 電話 090-7745-2980 eii-yasu@eagle.ocn.ne.jp
郵貯振込口座記号番号 00780 9 40314 サヨナラ原発福井ネットワーク
* 10冊以上ご注文の場合は一冊400円(送料込み)にします。

第一部 フクシマ事故の現在
事故と負の遺産をどうする/「だまされた」の言い訳は通用しない/「避難計画が万全」なら安心か/「アンダーコ
ントロール」したか/福島原発の「廃止措置」は/プール内貯蔵量と取出状況/建屋とタンクに107 ㎥万の汚染水/
使用済核燃料と新燃料の行き先/数百人Sv の労働者被曝/線量の高い2号建屋/1~3号機は4号機の千倍の放射
能/燃料デブリの取り出し など
第二部 再稼働の前に考えよう
行き先のない使用済み核燃料/乾式貯蔵へ早期移行は危険/欧米の乾式貯蔵/プール貯蔵は放射線の遮蔽を兼ねる/
使用済み燃料があれば危険は同じか/MOX燃料はプールに90 年/美浜3は満杯までの余裕が10 年に/キャスクの
耐用年数は40~60 年/中間貯蔵施設は、永久貯蔵となる可能性/関電は六千回以上、自治体を訪問し中間貯蔵の説明
/関電管内の予備率は18~27%。電力の過剰状態/関電管内は新電力への切替が多い など
第三部 子や孫が直面する「真の姿」が見えているか
「廃止措置」=解体・撤去は虚構/机上の空論・[処分」/地震・火山列島に「科学的有望地」あり得ぬ/科学的特性
マップ/無人島が狙われている/プレートの沈み込みによって生成される火山フロント/ふげんの廃止措置計画/旧
ドイツ原発での除染、解体、取り出し など

サヨナラ原発福井ネットワーク

関西電力が使用済み核燃料をむつ市の中間貯蔵施設に移すことを検討していると朝日新聞が伝えました(1月8日)。翌週の読者投稿で大阪の読者が「関電は青森に犠牲を強いるな」と書かれました。私も同感です。
ただし、その方は「使用済み核燃料は、原発の立地の地で保管が本筋」とも書いておられますが、私はその意見にただちに同意することはできません。なぜなら「関電の犠牲になる必要はない」のは福井県の若狭地方も同じだからです。
2012 年に日本学術会議は、従来の処分方式では受益圏と受苦圏が分離するという不公平な状況をもたらしていると指摘し、総量管理」を前提に、中間貯蔵とは異なる暫定保管の考え方を国に提示しました。「総量管理」とは使用済み核燃料など高レベル放射性廃棄物の総量に上限を設けること、「暫定保管」とは、数十年から数百年程度のモラトリアム期間を確保する方式で、日本学術会議は、「使用済み核燃料の再処理・高レベル廃棄物の最終処分」政策の転換を促しています。また、学術会議は、放射性廃棄物に対する大都市圏の無関心についても言及し、受益圏と受苦圏との国民的議論が必要だと述べています。
原発を再稼動させても、数年後には使用済み燃料でプールが満杯となります。中間貯蔵の場所を必死で探している関電の思惑は、燃料交換ができず運転継続が不能となる事態を避けることです。原発再稼働を止めて使用済み核燃料を生み出さないことがまず重要なのであり、そのためにも現実的には解決不能なこの使用済み核燃料を含む「核のゴミ」問題の議論を国民的に巻き起こしてゆくしかないと私は考えます。
昨秋、福井県鯖江市で行われた長沢先生の講演の記録を56pの冊子にまとめました。2月中旬に仕上がる予定です。カラーの図版も入り読みやすくなっています。 (文責:山﨑隆敏)

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