今年(2013年)5月に若狭ネット資料室を開設しました。設置場所は大阪府堺市ですが、福井県にも分室と言える、いくつかの活動拠点があります。室長には長沢啓行大阪府立大学名誉教授が就任しています。今後は、若狭ネットの取り組む脱原発の諸課題に理論的側面から取り組み、その活動をサポートしていく予定です。脱原発の課題は技術面だけでなく、コスト面やヒトの生き方を含めた総合的なものであり、とても少人数では取り組めません。すでに長年の活動経験豊富な方々だけでなく、これからの社会を作り上げていく若い世代の参加が不可欠です。脱原発に何か取り組んでみようと思っている皆さん、とりわけ若い皆さんの知恵と感性を持ち寄ってください。どんな課題からでも始められます。活動経験も不要です。意欲さえあれば、歓迎しますので、若狭ネット資料室までご一報ください。
拠点ができることは、若狭ネットの今後の活動に大きな力を与えてくれると思います。
私の方も、地域で、少しずつ再生エネへの取り組みを進めています。
ドイツの最初の視察先で感動したことは、発電機の一部にメルセデスの中古のエンジン(車用)が使われていたことです。そこには「地域のネットワークが機能している!」と直感しました。
ドイツの田舎を回ってきたのですが、メンバーの一人がドイツ人の案内者(工務店社長)に「ここには過疎問題はないのですか」と聞きました。
「ありません。みんな生まれたところで住み続けたいと考えていますし、なんで都会へ行きたがるのか理解できません」という答えでした。
そうですね。日本では田舎で過疎が進行し、都市が巨大化(スラム化)しています。フライブルグでも人口30万人くらいです。日本と大違いですね。
ドイツの田舎には優秀な中小企業があって、地域の雇用を作っています。巨大企業礼賛の日本の考え方を修正しなければと感じました。
日本版再エネシフトに全力を挙げていきたいと考えています。ご指導をよろしくお願いします。
内容について、オープンにして頂いて結構です。